こどものとも60周年なんでもニュース

「だるまちゃんおんど」が子どもたちの音頭になるまで  ~いまいずみ保育園、よつば保育園、はこのもり保育園、そのべ保育園の取り組みから

<報告4>そのべ保育園
言葉の意味と身体の動きの一致が
音頭をもっと楽しくする

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最後にお邪魔したのは、古きよきレトロな園舎に地域の人たちがたくさん集り、大にぎわいの「そのべ保育園」。私たちがお邪魔したときは、ちょうど地域のお年寄りが、だるまちゃんの神輿をかついで園庭を練り歩く出し物の真っ最中でした。

DSCF3478[だるまちゃんの神輿と満員御礼状態の園庭]

迎えてくれたのは、『せんたくかあちゃん』の懐の深さを思わせる園長の鈴木先生。なんでもここ数年、納涼祭は雨天続きだったらしく久しぶりの園庭での開催に、なんとなく大人たちが興奮気味です。お年寄りの出し物のあとは、すぐに子どもたちの「だるまちゃんおんど」が始まるということで、取材は撮影からスタートすることになりました。

DSCF3498[だるまちゃんポーズを決める子どもたち]

「そのべ保育園」でも、子どもたちが園庭いっぱいに2重の円を描きます。内側の円は小さい子どもたち、外側の円は大きい子どもたちです。「だるまちゃーん♪」の呼びかけとともにいよいよ、「だるまちゃんおんど」がはじまります。こちらの園でも、子どもたちが踊りやすいようにオリジナルの振り付けに細かい部分でアレンジが加えられていて、どの子どもたちもリズムにのって気持ちよさそうに身体を動かしています。

DSCF3505[こちらのポーズも決まっています]

なにより驚いたのは、ひとつひとつの振りのポーズの決まり具合!「てんぐちゃん」「だるまちゃん」「うさぎちゃん」の比較的わかりやすいポーズはもちろん、「そらに のばして にっこにっこ」など流れがある動きもばっちり決まっています。あまりにも迷いなく子どもたちが身体を動かしていたので、振り付けのアレンジや、子どもたちとの練習にたずさわった栗城先生にその秘訣を尋ねてみると……。

「<空に手をのばす>とか<太鼓がなった>といった流れがある動きについては、まずは子どもたちが単独の動作を楽しくできるようになることからはじめまたと、明快な答えが返ってきました。歌詞を「空を見るよ~」「太鼓たたくよ~」と、具体的な動きのことばにして伝えてあげることで、子どもたちは楽しんで練習に取り組めたといいます。

DSCF3513[指さしのポーズはなんだかりりしい]

「そうそう、みんな飽きずに練習していたよね」と、鈴木園長先生。今年は栃木市のマスコットキャラクター「とち介」の音頭も候補にあがっていたけれど、子どもたちが絵本で「だるまちゃん」に親しんでいたことや、少し古風でいかにもお祭りといった曲調が、「だるまちゃんおんど」を踊る決め手になったと教えてくださいました。

なんと「そのべ保育園」では、「だるまちゃんおんど」を1回踊り終わるとすかさず「アンコール!」の声がかかりました。これにはびっくり。練習もこんな風に子どもたちと先生が一体になって「だるまちゃんおんど」を楽しんでくれたことを強く感じることができた瞬間でした。

DSCF3529取材協力:そのべ保育園
左から、鈴木園長先生、栗城先生

>>取材を終えて

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