こどものとも60周年なんでもニュース

「だるまちゃんおんど」が子どもたちの音頭になるまで  ~いまいずみ保育園、よつば保育園、はこのもり保育園、そのべ保育園の取り組みから

<報告3>はこのもり保育園
子どもたちの振りつけの覚えのはやさに
先生がたもびっくり

DSCF3404「はこのもり保育園」は、地域子育て支援センターや児童センターなど「とちぎコミュニティプラザ」と呼ばれる複合施設の中にある新しい形の保育園です。1時間後に納涼祭の開会をひかえた園庭は、準備に走り回る総勢39名の先生や保護者のかたでおおにぎわい。そんなお忙しい中、時間を頂戴して取材はスタートしました。

DSCF3411[年長組の子どもたちが作った手作りの提灯が会場を照らします]

音源をきいて、無条件に子どもたちの身体が動きだしそうな楽しさと、お祭りらしさに魅力を感じて、納涼祭で「だるまちゃんおんど」を踊ることを決めた「はこのもり保育園」。園長の出井先生は「子どもは無条件に絵本が大好き、だけど保育士が読んであげないとその楽しさには気付けない」ときっぱり。日ごろから読み聞かせの時間を大切にしていることもあり、幼児クラスは「だるまちゃん」を知っている子どもたちも多く、最初の「だるまちゃーん♪」のかけ声でみんなノリノリになってくれたようです。

最初は4才と3才児の幼児クラスだけで練習していたけれど、子どもたちが楽しそうだったことと、これなら小さな子どもたちも踊れるなと思って、石川先生と相談して乳児クラスも誘ってみることにしましたと、にこやかに話してくれたのは、池田先生。「対」になって踊るところなど少し動きをアレンジするだけで、曲を覚えてしまえば動きがついてくる、「だるまちゃんおんど」はそんな曲だといいます。

DSCF3442[てんぐちゃんの振りを決める年中組の子どもたち]

石川先生は、「てんぐちゃん」のポーズなど、振り付けの面白さに注目。小さな子どもたちも楽しく身体が動くメインの振り付けをまず練習し、それらを少しずつつなげていくことで、幼児クラスも乳児クラスも踊れる「だるまちゃんおんど」になりますよと、幅広い年齢の子どもたちと「だるまちゃんおんど」を楽しむコツを教えてくださいました。

「でも、びっくりするほど子どもたちの覚えが早かったよね」と、練習をかたわら見守っていた出井園長先生。取材中も納涼祭が待ちきれないのか、子どもたちの「だるまちゃーん!」という叫び声が何度か聞こえてきて、楽しげな練習風景が目にうかぶようでした。

DSCF3420[年長組による圧巻のばちさばき]

納涼祭は年長組による和太鼓「ぶちあわせ太鼓」からスタート。この日のためにたくさん練習しただろう、りりしいはっぴ姿に思わず涙ぐむお母さんがたもちらほら。そして、いよいよ「だるまちゃんおんど」の時間です。外側の円は大きい子どもたち、内側はお母さんやお父さんに手をひかれた小さい子どもたちの円、広い園庭に2つの円ができあがるようすは壮観です。

DSCF3439[さあ音頭がはじまるぞ]

スピーカーから音頭が流れてくると、小さな子どもたちも大きな子どもたちも迷いなくリズムに身体をのせていきます。特に「てんぐちゃん」「かみなりちゃん」「うさぎちゃん」などだるまちゃんのお友だちのポーズでは、みんなとっても得意気な表情になります。出井園長先生のお話だと、子どもたちは最初「てんぐちゃん」の鼻が高いポーズといっても、なかなかイメージしにくかったようです。でも、絵本のストーリーと振りのポーズが結びつくことで「だるまちゃんおんど」をより楽しめるようになっていったといいます。

DSCF3459[年長組ともなると振りを決めるのも真剣そのもの]

子どもたちが見せてくれた得意気な表情はただ「音頭」が踊れるようになったというだけでなく、「てんぐちゃん」「かみなりちゃん」といった言葉と、その意味がちゃんとつながっていることを身体で知っている。そんな喜びの表れでもあるのかもしれません。

DSCF3405取材協力:はこのもり保育園
左から、池田先生、出井園長先生、石川先生

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