こどものとも60周年なんでもニュース

「だるまちゃんおんど」が子どもたちの音頭になるまで  ~いまいずみ保育園、よつば保育園、はこのもり保育園、そのべ保育園の取り組みから

<報告2>よつば保育園
一番大事なのは、「気持ちは踊っていること」

P1000119[みんなげんきいっぱいの練習風景]

次に訪れた「よつば保育園」は、来週が納涼祭。園庭に設置する「だるまちゃん」や「てんぐちゃん」の飾りや、栃木市のゆるキャラ「とち介」を迎えての進行の段取り、梅雨どきの行事には欠かさせないてるてるぼうずまで、子どもたちを楽しませるための細やかな準備が行われていました。

IMG_0747[納涼祭で「とち介」に「だるまちゃん」を紹介する平本先生] 

「だるまちゃんを知らない若い保育士がいて、ちゃんと伝えたいなと思ったの」と口火を切ったのは、保育士歴が40年近くになる平本先生。取材で訪問したときは、「だるまちゃんおんど」をメインで担当されている髙岩先生に「だるまちゃん」シリーズの著者・加古里子さんの『かわ』を紹介しているところでした。保育士になって「だるまちゃん」を知ったという髙岩先生に、「だるまちゃんおんど」について聞いてみると、最初の「だるまちゃーん♪」の呼びかけで子どもたちがすぐに興味を持ってくれたと、嬉しい感想が飛び出しました。

P1000139[お祭り気分を盛り上げる装飾とてるてるぼうず]

振り付けは若い先生方が中心になって子どもたちが踊りやすいようにアレンジし、他の先生もそれを覚えて子どもたちと練習しているという「よつば保育園」。子どもたちには、身体を小さくかがめるポーズや、手をぐいっとおでこに当てる振り付けが、人気だと教えてくれたのは、乳児クラスを担当する赤羽根先生。もちろん、小さい子どもたちはきちんとは踊れないけれど、何よりも大事なのは「気持ちは踊っていること」だといいます。小さい子どもたちは、踊りおわると必ず自分たちにパチパチと拍手をするという、かわいいエピソードもお聞きすることができました。

IMG_0753[お父さんお母さんが見守るなか「だるまちゃんおんど」本番]

納涼祭の当日はおうちの人も来るから、「踊り」よりお母さんに甘えたくなる子どもたちもいて、どうなるか分らないけどねと、大らかに笑うのは園長の寺内先生。「それはそれでいいのよ。だって子どもにしてみれば、踊りよりお母さんでしょ」と、保育園という場所の本来の意味を改めて考えさせられるような言葉がさらりと出てくるのも、とても印象的でした。

納涼祭が終わったばかりの月曜日、当日の様子をおうかがいするべく保育園に電話をかけてみると「お天気にもめぐまれて、子どももたちも楽しんでくれました!」と平本先生。園舎の一角をお化け屋敷にみたてた「おやこでひんやり」や、じゃんけんゲーム「ぐーちょきぱーく」、ヨーヨー釣り「ぷかぷかミュージアム」などの手作りアトラクションも準備をされたと聞いて、びっくり。若手の先生が考えられたというアトラクションのネーミングにも、子どもたちを少しでも楽しませてあげようという思いが込められています。

IMG_0574[先生がたの愛情たっぷりアトラクション「ぐーちょきぱーく」]

子どもたちは、園で読み聞かせしてもらって印象に残っている絵本を図書館や本屋さんでみかけると「これ、知ってる!」ってその絵本がどんなに面白いかを報告することがあるそうです。平本先生は保護者のかたからそんな話を聞くたびに、保育園から情報を発信していくことの重要性をつくづく感じるそうです。

先生方の愛情いっぱいの手作り納涼祭……。その記憶とともに「だるまちゃんおんど」や「だるまちゃん」シリーズの絵本が子どもたちの心の中にずっと残っていきますように!

DSCF3397取材協力:よつば保育園
左から 髙岩先生、平本先生、寺内園長先生、赤羽根先生

>>報告3 はこのもり保育園

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